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式間念仏は、報恩講の日中で登壇がある時、伽陀と式文・嘆徳文の間に用いられる念仏で「しきまねんぶつではありません、しきあいねんぶつと言います」というのが野間先生の口癖でした。低い声で称えるのが普通みたいですが、以前は、声の高い伽陀の後に低い声で称えるために、低く入りすぎて、「止念仏」の下がる音(声)が出なくなることがよくありました。最近ではあまりありませんが、あまり高い声も違和感のある人が多いみたいです。どれくらいの声の高さがよいのかは分かりませんが、「止念仏」の下がった音が、おおよそみんなの声のでる高さに合わせて、逆算した高さがよいのではないでしょうか。
式間念仏は、調声と助音1句目は「なまだぶ」の「ま」が「オクリ」の節譜になっていて「なーまーあーだーぶー」と称え、それ以降は「なーあーまーあーだーぶー」と称えます。(「な」「ま」はオクリ扱いで。)注意する点は「なま」の後に「ん」の発音が入ってしまうことです。「まーなーんだーぶー」にならないように「ん」の発音がでないようにと野間先生は重ね重ね注意せれていました。 経後短念仏も同様ですが、「オクリ」が「沈折」になっていたり、止念仏の「引押エ」の場所が違っていたりします。 |
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