節譜解説
節譜には様々な名前が付いています。その節譜の名前というものは、重要な意味を持ち、その体をあらわしているものだと考えています。例えば「タタキ」という節譜はたたくようにあつかうのでしょうし、「引折」という節譜は引いて(のばして)折るとか、「浮折」は音を浮かせて折るとか、だいたいイメージしやすいようにネーミングがされているのが特徴であります。
で、今回の問題は「クリ入り」という節譜です。伽陀や和讃にでてきますが、出てくる場所によって扱いが違ってきます。それにしてもこの節譜は理解がしづらく、イメージしにくい節譜であります。
ある時、出口の光善寺の藤原氏に聞いてみようと聞いてみましたが、その答えは「くって入るんです」といわれました。当然私には理解しうる答えではありませんでしたが、声明の奥深さを感じた一場面でありました。
参考資料 「○節譜とその解説」
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