参考資料 「○節譜とその解説」 作者不明
○節譜とその解説 「地」 調声又は発声によって定められた声の高さ(即ち同調子)で文字を拾うように唱えてゆく。(1拍子) 「モツ」 「地」の倍の長さで唱える。(2拍子) 「上ル」 「地」の調子より1音高く上げる。(1拍子と2拍子) 「下ル」 「地」より1音低い音に下げる。(1拍子と2拍子) 「ハル」 張り上げる。「地」の調子から出音して次第に力を入れて張る。「地」の高さへ1音下から張ってゆくこともある。(2拍子乃至4拍子) 「沈折」 「地」の高さより1音低く声を沈ませて浮き戻す。(2拍子) 「浮折」 「地」の高さより1音高くして2拍子目に「地」の音に戻す 「オドリ」 「地」の声のままで1度小さく波のように声を躍らす。(2拍子と3拍子) 「オドリ押エ」 右のように躍って押える。(3拍子) 「タタキ」 「地」の調子のまま3回たたくように唱える。(3拍子) 「引折」 「地」の調子にて声を持ち3拍子目で1音下げる場合と、ただ引掛けるように唱える場合とがある。(3拍子) 「引押エ」 「地」の調子のまま2拍子引き次に少し下げかけて又戻す譜。(4拍子) 「オクリ」 「地」の調子にて1拍、次にソラして押し送るように唱える。(2拍子) 2拍子目を少し下げる時と「地」の音に戻す時とがある。 「クリ入」 「地」の調子より出して1音高く上げて又下げる(戻す)(3拍子) 「折入」 「地」の高さより突込むように1音上げて(2拍子)又元に戻す。(1拍子) 「カロクスグル」 軽く唱える(1拍子) 「直曲」 「地」の調子のまま2拍子目をあたる場合と下げる場合とがある。(2拍子) 「三ツバネ」 最初2節を1拍子づつで折3節目ををハリ上げるのが原則。(4拍子) 「クリ入バネ」 「クリ入」の次4節目をハネる。(4拍子) 「スクウ」 「地」より半音低い調子から「地」の高さにもってゆく。(2拍子) |
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